家族会議の開き方①

先日、『家族会議の開き方』のセミナーを開催しました。

相続というと、家族に財産がばれないように、

遺言書を作成し、相続発生後に家族が内容を確認するというイメージ の方が多いいと思います。

しかし、これではうまくいかないケースが増えてきました。

一つ目は、超高齢化社会になり、相続が発生すると相続人もご高齢ということで、

もうすでに対策ができなくなっているということがあります。

実は、相続が発生する前に次の世代の相続対策も進めておかなければいけないということが あるのです。

二つ目が、法定相続制度の浸透です。

以前は、家督相続で長男が多く相続するという制度が主流だったのですが、

今は法定相続制度が国民意識に根付いています。

しかし、実際はまだ長男が不動産事業を引き継ぐという形の財産承継を 考えられているご家庭が多くあります。

そのようなご家庭の場合には、事前に考え方を説明しておく必要があります。

それを説明したうえで、遺言書を作成し、次の後継者に財産がスムーズに 行くように仕組みを

作っておく必要があるのです。

三つ目が、相続税の増税です。 平成27年より、基礎控除が引き下げられ、

相続税を納めなければいけない方が増えました。

今まで相続税がかからなかった方が相続税を納税するということになったのです。

相続税は期限までに現金で納めなければいけません。

もちろん相続税はもらった財産以上に税金がかかる仕組みにはなっていませんが、

もらった現金以上に相続税を準備しなければいけないことが多くあります。

いくらぐらいの相続税がかかるかを、将来相続する方が事前に知っておくことに

よって 現状のままでいいのか、それとも何か対策を考えるのか。

将来財産を引き継ぐ方が望む形の相続対策を考えていく必要が出てきました。

私も相続対策をする中で、 家族で話し合いをしたい!

そのための資料を作ってほしいというケースが増えてきました。

今回はこの家族会議の開き方について、ブログでご紹介していきたいと思います。

            令和2年1月12日 税理士 髙島聖也

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