税理士の髙島です。
定期的に開催している相続会議の開き方の勉強会のレジュメを
作りながら、ふと思ったこと。
それは「自分の人生の終わりに借入金がある」
これについて自分だったらどのように思うかということでした。
土地持ちの地主の方であれば借入をして
アパートを建築する。
これにより相続税が節税になるんだからと、
どちらかというと子供の意思によって借入が行われているように
思います。
当然その場合の借入金は子供も背負い返済をしていくということで
納得しているのでしょう。
このような場面に色々と遭遇してきましたが、
さて自分だったらどうだろうと思ったわけです。
資産があるのだから負債もあって当然だという考え方もあるでしょうし、
負債は絶対に嫌だという考え方もあるでしょう。
ちなみに私は税理士事務所業をしていますので、多くはありませんが
事業性の借入金がありますし、住宅ローンもあります。
これから頑張って返していこうと思っているのですが、
さて人生の終わりに借入金があったらどう思うのか。
やはりいやだと思う人がいるのではないかと思ったのでした。
相続税の問題と人生の生き方の問題。
二つの問題にどのように解決策を見出していくか。
私の場合はまだまだこれから先は長い(予定)ですが、
人生の最後を考えるといろいろと悩みも出てきます。
これにどのように寄り添っていけるかが我々専門家としての
役割だと思います。
令和5年10月10日 税理士・不動産戦略コンサルタント 髙島聖也