量から質の時代へ

時代は確実に変化しています

最近、「不動産に強い税理士を探しています」といった問い合わせが増えてきました。

ホームページ経由だけでなく、紹介の際にも「不動産に詳しい先生を紹介してほしい」と

求められることが多くなってきています。

福岡にどれほど不動産に精通した税理士がいるのか、正確にはわかりませんが、

専門性を重視する方が増えてきているのを肌で感じています。


小さな変化を見逃さない

先日、あるお客様が「YouTubeを見て」と当事務所に来所されました。

娘さんを通じての問い合わせでしたが、これもひとつの時代の変化だと感じています。

「動画で学びたい」「わかりやすく知りたい」と考える方が増えているのです。

「私もこれから勉強したい」とおっしゃるその姿に刺激を受け、

私も学びを伝えられるYouTube動画をつくっていきたいと思います!


インフレの影響と“収支が出ない”相続対策

インフレの影響もあり、建設会社の方から「相続対策の商品が高騰して売れない」

「収支が合わない」といった声を聞くようになりました。

また、管理会社の方も「募集力があります」と言うものの、「他社と何が違うのか?」

と聞かれることが増えてきたのではないでしょうか。

今はまさに「量から質」へと時代が大きくシフトしているタイミングです。


“質”の時代に備える2つの視点

これからの不動産経営において、私が重視しているのは次の2点です。

1. AIへの対応
人口減少が進むなか、AIによる合理化は避けて通れません。
「AIに代替される業務」と「人でなければ担えない業務」を見極め、

今から準備しておく必要があります。

2. 強みの明確化と構築
「御社の強みは何ですか?」と聞かれたとき、明確に答えられる会社は少数派です。
「募集力がある」「対応が早い」といった一般的な答えではなく、

「なぜ他より優れているのか」を言語化できることが重要です。

複合的に強みをつくる、差別化する。これは今後の鍵になります。


本当の強みは入居者が知っている

「なぜ入居者はあなたの物件を選んだのか?」

その答えの中に、あなたの物件の本当の強みが隠されています。
だからこそ、入居者から理由を聞き出せる仕組みを、経営の中に取り入れていくべきだと私は思います。

私自身も、「なぜ当事務所を選んでくださったのか?」という質問をお客様に繰り返し投げかけ、

そこから学びを得るようにしています。


時代は常に変化しています。
その変化を敏感に察知し、次の一手を考えること。
それが、これからの不動産経営において必要不可欠な姿勢ではないでしょうか。

    令和7年7月24日 税理士 高島聖也

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