Aさんは所有する店舗に空室が出たため、賃貸募集をしていました。
しばらくすると、賃貸仲介会社からクリニックが出店したいという連絡がありました。
空室に苦戦を予測していたため、入居が決まりほっとしたのですが、
クリニックの出店ということで駐車場の台数が足りないのではないか、
また賃貸仲介会社から十分な説明を受けているのか不安になりました。
将来のことも考え、Aさんは知り合いの不動産会社に近隣の土地情報を確認したところ、
偶然にも売りに出ている土地が見つかりました。
Sさんはその土地を購入する決断をしました。
しかし、結果的にクリニックは近隣に別の駐車場を借りたため、
Aさんが購入した土地を使用することはありませんでした。
この事例から感じたのは、Aさんが出店する事業者を心配する姿勢は非常に素晴らしいということです。
皆様も、出店する事業者がどのようにすれば成功するかを考える視点を持つことで、
より良い不動産経営ができるのではないでしょうか。
令和６年９月１３日 税理士 高島聖也
